貧乏お笑い芸人は年収二桁?!
売れないお笑い芸人は年収2桁が当たり前だと言われています。
2桁ということは、10万円~99万円という事です。
このくらいの年収では生活すらままならないので、普通では考えられないと思う方が多いでしょう。
しかし、実際に知名度のない芸人というのは本業の収入がほぼないのが現状です。
そんな芸人達はどのような活動をしているのかを見ていきましょう。
売れないお笑い芸人はライブ活動中心
お笑い芸人として活動する場合、まずはライブ活動から始めます。
事務所に所属していれば、ライブのオファーだけはちょくちょく入ってきますが、それ意外のギャラが保障される仕事はほとんどありません。
売れない芸人は、当然ですが単独ライブをやることはできず、他の売れない芸人と合同でのライブや公開オーディション、客の審査で勝ち上がるお笑いバトル形式のライブが中心となります。
こうしたお笑いライブのチケットは無料~2,000円程度。
有料ライブは各出演芸人がチケットを売りさばき、売った部分の数割が芸人としての収入となります。
最初は主に友人や知人などを中心に売っていき、その後ライブを見てファンになってくれた人にTwitterなどを利用してチケットを売っていきます。
ある程度の固定客を掴めたとしても、1回の合同ライブでの収入は数千円程度。
売れない芸人はほとんどチケットをさばけなかったり、友人に割引価格で販売したりしているので、収入は0~数百円程度となっていきます。
こうした活動を通年繰り返しても、年収にして数千円という事はよくある事です。
売れない時期はみんなアルバイトをしている
いくらお笑いで生きていきたいと言っても、年収数万円レベルでは当然生活はできません。
そこで、売れない芸人はアルバイトをして最低限の収入を確保しています。
大半は通常の求人から融通のききやすいアルバイトを選び、コンビニや居酒屋などでアルバイトをしている人が多いです。
一部では人脈を利用し、先輩芸人が経営している飲食店などでアルバイトをしている人や、葬儀屋や害虫駆除などのバイトでそれなりに稼いでいる人もいます。
キングオブコント2012を勝ち抜いたバイキングが、夜勤のアルバイト明けで決勝に挑んだ話は有名ですよね。
先輩芸人に可愛がられるとお得?!
お笑い芸人を目指している人は、NSCの入学者だけでも数千人います。
その中で、養成所を卒業してすぐのタイミングで知名度のある先輩芸人に気に入られる事があります。
野球やフットボールをやっている、釣りやツーリングが趣味など、共通の趣味を持っている先輩芸人から、共通の知人を通して声がかかる事があります。
こうした交流で気に入られれば、定期的にご飯や旅行に連れて行ってもらえるなど、お金がなくてもある程度の娯楽を満喫することが可能です。