芸人はテレビ以外にも活躍の場がある
芸人の仕事である「営業・イベント出演」には、学園祭への出演や地方でのトークイベント、ネタ見せが含まれます。
売れてない芸人の仕事のように思われがちですが、そんなことはありません。
中には営業を主軸としている芸人も存在し、その年収ランキングは思わぬ結果になりました。
営業で活躍する芸人の推定年収ランキング
ニチエンプロダクションに所属するコンビのお笑い芸人です。
赤いジャージのテツと青いジャージでギターを提げるトモ、というキャラクターが印象的なコンビで「なんでだろう」というフレーズを武器に、“少し不思議なこと”をリズムネタでお笑いに変えていきます。
近頃テレビからはすっかり見なくなってしまったものの、実は地方イベントに引っ張りだこだった2人。
数年の間、年間200本もの舞台に出演していました。
その推定年収は驚異の「1億6,000万円」にも上る見込みです。
サンミュージックプロダクションに所属するピンのお笑い芸人です。
ブーメランパンツという印象的な衣装に身を包み「そんなの関係ねぇ!」のフレーズで自らの前振りを両断するネタは、流行のあまり小学校で禁止令が出るほどの人気者でした。
その後はバラエティにも出演するようになったものの、いわゆる一発屋で終わりテレビで目にする機会は少なくなります。
しかし、その後も諦めずに芸能活動を続け“子供向けの営業”にフォーカスした笑いが人気を博し、再びブームを引き起こしました。
営業で稼ぎ出した推定年収は「1億円以上」と言われています。
サンミュージックプロダクションに所属するピンのお笑い芸人です。
ネタの終わりに発する「ゲッツ」が印象的な芸風で、流行語大賞にノミネートされる程の人気を誇りました。
しかし、ゲッツだけを武器に生き残っていくのは難しく、程なくして一発屋芸人として消えていきます。
テレビから消えたものの、ダンディ坂野の仕事が途切れなかったことは有名な話で、地方営業では人気が衰えを知りませんでした。
営業で支えられた推定年収は「2,000万円以上」にも上ると言われています。
サンミュージックプロダクションに所属するピンのお笑い芸人です。
自身の破天荒な生活を告白した後に「ワイルドだろぅ?」で締める芸風で、時には全くワイルドじゃない一面が視聴者を引き込む隙となり、瞬く間にブレイクしました。
最高月収1,000万円とも言われた彼ですら、現在テレビで見ることはほとんど無くなってしまったわけですが、現在は営業に方向転換し“プチ再ブレイク”を果たしています。
推定年収は「1,200万円」と、今も尚高い水準です。
マセキ芸能社に所属するコンビの漫才師です。
社会風刺を織り交ぜたキレのある漫才に提供があり、「ヤホーで調べたんですけど」と言った具合に絶妙な言い間違いをスパイスとして加えたお笑いは、業界人をもうならせる完成度の高さを誇ります。
最近はバラエティ番組が多く漫才師として出演の機会が減っているようです。
一方で、営業に精力的な一面も見受けられ、その推定年収は「1,000万円以上」と見込まれています。
営業は基本にして非常に重要な役割を持つ
「営業など不要だ」という意見もあるかも知れません。
しかし、芸人の基本は営業で、私たちが普段テレビで見る芸人たちも営業をしています。
泥臭いかも知れませんが、芸人という厳しい世界を確実に生き残っていくためにも、出来る仕事に全力で取り組む必要があるのではないでしょうか。